クレジットカードの世界には、当サイトで紹介している『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』以外にも、プラチナカードと呼ばれるカードは数多くあります。
代表的なものとしては『ダイナースクラブプレミアカード』『JCBザ・クラス』『三井住友プラチナカード』の3種が挙げられます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
正式名称 | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード |
年会費 | 130,000円 + 消費税 |
入会方法 | 基本的にアメックス社からのインビテーションが届いた場合のみ申し込み可能(ただし、当サイトからの紹介で直接申込みが可能) |
解説 | アメックスの発行する2番目にステータスの高いカード(最上級はセンチュリオン)。国内外の飲食・旅行・レジャー関連の特典が充実。 |
ダイナースクラブ・プレミアムカード
正式名称 | ダイナースクラブ・プレミアムカード |
年会費 | 130,000円 + 消費税 |
入会方法 | 基本的にダイナース社からのインビテーションが届いた場合のみ申し込み可能(ただし、ダイナース担当者に電話することで発行したい旨を伝えることは可能) |
解説 | ダイナースクラブの発行する最高ランクのカード。基本的に30歳以上でないと発行できない。名前の通り、飲食面の特典に強い。 |
JCB The Class(ザ・クラス)
正式名称 | JCB The Class(ザ・クラス) |
年会費 | 50,000円 + 消費税 |
入会方法 | 基本的にJCB社からのインビテーションが届いた場合のみ申し込み可能(ただし、JCB担当者に電話することで発行したい旨を伝えることは可能) |
解説 | JCBの発行する最高ランクのカード。基本的に1つ下のランクのJCBプラチナカードの所有歴が無いと発行不可。国内サービスに強い。 |
三井住友プラチナカード
正式名称 | 三井住友プラチナカード |
年会費 | 50,000円 + 消費税 |
入会方法 | WEB上からの申込みが可能 |
解説 | 三井住友の発行する最高ランクのカード。WEB上から直に申し込めるため、インビテーションは不要。JCB同様、国内サービスが充実。 |
以上に挙げたように、世界的なクレジットカード各社がプラチナカードを発行しており、それぞれに利点・欠点があります。
そこで今回は、アメックスプラチナカードが他社のプラチナカードに比べ、具体的に一体何の点で優れているのか について、わかりやすくまとめていきます。
優れている点①:金属製メタルカードが発行可能
まず最初に挙げられるのが、金属製のメタルカードが発行できる、という点です。
アメックスプラチナは、2018年11月以降に発行されるカードに関しては通常のプラスチック製ではなく、金属(ステンレス)製のメタルカードになります。
今現在、国内で発行可能なクレジットカードのうち、金属製クレジットカードの発行に対応しているのはアメックスプラチナカードを除くと以下の4種類しかありません。
▼クレジットカードの王様『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』(ブラックカード)。"超"が付くお金持ちしか入手不可。
▼審査が厳しいと評判の、マスターカードの発行する最上級クレカ『ラグジュアリーカード』。
アメックスプラチナは金属製メタルカードになることで、ステータス性がさらに向上しました。
実際、一度メタルカードを持ってしまうと、他の通常のプラスチック製クレジットカードがペラペラして非常にちゃっちく感じるようになってしまいます。質感や重量感、光沢がプラスチック製とは段違いです。
▼メタルカードについては以下の記事で紹介しています
上に挙げたプラチナカードの中でもメタルカードの発行に対応しているのはアメックスプラチナカードのみであり、他のプラチナカードを大きく引き離しています。
アメックスブランドはステータス性が高い
メタルカードに対応して更にステータス性を向上させたアメックスプラチナカードですが、元々アメックスのクレジットカードというのはステータス性の高いブランドとして世界的に認知されています。
実は数あるクレジットカードブランドの中で、世界で初めてゴールドカードと呼ばれるものを発行したのがアメックスなのです。当初、アメックスゴールドカードはセレブの証であり、バブル期の日本中のサラリーマンの憧れであり目標でした。海外においても同様で、羨望の目で見られていました。
そのため、現在においても アメックス = ステータス性が高い という認識が人々の間で根付いており、そのおかげで様々な場所で独自の優待を受けることができるのです。
▼価格.comで『クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?』というアンケート(2015年2月)の調査結果
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
このように、アメックスプラチナカードは世界中でステータス性の高いカードとして認知されているのです。
優れている点②:他社に比べて利用限度額が高い
アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは、明確に毎月の利用限度額が決定されているわけではありません。個人ごとの利用状況に応じて限度額が設定されます。
現在の利用限度額は、アメックスの自分のアカウントページから確認することができます。私が実際に自身のプラチナカードで確認してみると、利用限度額は500万円と出ました。
500万円と言えば他社のブラックカード級(もしくはそれ以上)の限度額です。自動車でさえもカード一括決済で購入することができてしまいます。アメックスプラチナを所有すると、20代の私でもこれほどの限度額が与えられるのです。
この額は過去の決済額の履歴からアメリカン・エキスプレス社が決定した値です。このように、個人の利用状況に応じて限度額が設定されるため、『今月は限度額を超えてしまったから、もうカードが使えない...』という事態を避けることができます。
例えば私の母親は『JCBザ・クラス』を利用しているのですが、上場会社役員かつ50代という年齢に対し、利用限度額は400万円で設定されていました。
一般的な感覚で言うと400万円の上限額はかなり高い額です。しかしそれでも、私のプラチナカードを下回っているのです。三井住友プラチナなども、ネット上の口コミを見ていると200~300万円あたりで設定されているようです。
そのため、いかにアメックスプラチナカードの限度額が高いか、がよく分かると思います。
優れている点③:世界的ホテルグループの上級会員資格が付帯
アメックスプラチナ会員は、世界的なホテルの上級会員資格が付帯します。
本記事執筆時点で、上級会員になれるホテルグループは以下の4つです。
ホテル名 | 会員グレード |
スターウッド・ホテル&リゾート(SPG) | スターウッド・プリファード・ゲスト・ゴールド会員 |
カールソン レジドール ホテルズ | クラブ・カールソン ゴールド・エリート |
ヒルトン・ワールドワイド | ヒルトン・オナーズのゴールド会員 |
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ | ゴールデンサークル ジェイド会員 |
▼上級会員カード(スマホウォレットにも登録可能)
上に挙げたホテルは、いずれも日本を含め世界中に存在する巨大ホテルグループです。
それぞれの上級会員になるには通常、系列のホテルで1年間に20~25泊も宿泊履歴を積む必要があります。安くて1泊30,000円としても、上級会員資格を得るまでには50万円以上かかる計算です。
しかしアメックスプラチナ会員であれは、この上級会員資格が初めから付帯します。つまり宿泊履歴が1泊も無くても、上級会員資格とその特典を受けることができるのです。
ちなみに上級会員が受けられる特典の例としては以下のものが挙げられます。
- ホテルの利用によるポイント獲得レートが跳ね上がる。
- チェックアウト時間の無料延長(通常AM10:00まで ⇒ PM14:00まで延長)
- チェックイン時の空室状況により、エンハンスドルーム(より上級の部屋)へ無料アップグレード
- より高速な室内インターネット(プレミアムWifi)を無料で利用可能
- ウェルカムギフトの贈呈。
- 会員限定割引料金での宿泊(公式サイトもしくはアプリ経由での予約時のみ)
- 完全予約保証(※1)
- モバイルキーの利用(※2)
※1 ホテル側の何らかの理由で予約の履行ができなくなった場合、ホテルが全額負担で近隣の他のホテルの客室を用意し、さらにお客様に不便をおかけしたことへの補償を行うこと。
※2 公式アプリを使用することで、モバイルチェックイン/チェックアウトができるばかりでなく、携帯電話をルームキーとして使用できるサービス。
ちなみに、『ダイナースクラブプラチナカード』や『JCBザ・クラス』にも同じような特典はありますが、4つもの世界的ホテルグループの上級会員になることができるのはアメックスプラチナのみです。
優れている点④:カード更新時に『フリーステイギフト』が贈呈
アメックスプラチナカードは、毎年カードを更新する度にアメリカン・エキスプレス社より『フリーステイギフト』と呼ばれるものが贈られます。
これはなんと、国内の高級ホテルに1泊2名まで無料で宿泊できるというギフト券です。他のクレジットカード会社には無い、旅行系に強いアメックスならではの特典です。
この特典を利用することで、通常1泊5万円するほどのホテルでも無料で泊まることができてしまいます。
▼フリーステイギフト対象ホテルの一つ『ヒルトン東京お台場』
▼『ヒルトン東京お台場』のヒルトンルーム(通常1泊4万円~5万円)⇒ フリーステイギフトで無料に
フリーステイギフトで泊まることのできるホテルは日本国内各地に多く点在しており、いずれも高級ホテルと呼ばれるところばかりです。
年に1度、日常では泊まる機会のない高級ホテルに、大切な人と一緒に素敵な時間を過ごすことができる素晴らしい特典です。この特典だけでも、数万円の宿泊費をペイできます。
他社のクレジットカードには、カード更新時にこれほどの特典はありません。他にも、アメックスプラチナカードで受けることのできるホテル関連の特典に以下のようなものがあります。
● ファイン・ホテル・アンド・リゾート
アーリーチェックイン、レイトチェックイン、部屋の無料アップグレードなど、高級ホテル宿泊時にVIP待遇を受けることができるサービス。
● ザ・ホテル・コレクション
世界の名だたる有名ホテルやリゾートで2泊以上すると部屋のアップグレードなどの特典を受けることができるサービス。
まさにホテル特典の王様とも言われているアメックスならではの特典充実度だと言えます。
優れている点⑤:さらに上級の『アメックス・センチュリオン』を目指すことができる
上で紹介した『ダイナースクラブプレミアカード』『JCBザ・クラス』『三井住友プラチナカード』は、各社が発行する最上級のクレジットカードです。
しかしアメックスの場合、アメックスプラチナカードの上には、さらにステータスの高い最強のクレジットカード『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』が存在しています。
▼現在、地球上で発行されているクレジットカードの中で最高位に君臨する『アメックスセンチュリオンカード』(通称:ブラックカード)
正式名称 | アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード |
年会費 | 378,000円 + 消費税(入会金:540,000円 + 消費税) |
入会方法 | アメックスプラチナ所有者の中から、年収・利用額ともにトップクラスの方へ、米国アメックス本社からインビテーションが届く。 |
解説 | クレジットカード業界不動の1位。億クラスの年収でやっと入会できるかできないかレベル。もはや利用限度額は存在せず、特典・サービス内容も抜きん出ている。 |
クレジットカードの王様であり本物のブラックカード。手に入れるにはアメックスプラチナカードで年間何千万円もの利用履歴を積む必要があります。
他社のプラチナカードは、取得してしまえばそこがゴールです。しかしアメックスプラチナの場合は、さらに上のアメックスセンチュリオンを目指すことができます。
取得難易度は極めて高いですが、いつかアメックスセンチュリオンの入手を夢見て事業を頑張れる方もいるかと思います。非常に夢のあるカードですね。
他にもアメックスプラチナ特有の特典が多数!期間限定のものも
このようにアメックスプラチナカードは、他社のプラチナカードに比べ優れている点が多く、いずれもクオリティが非常に高いものばかりです。
また、当記事で紹介したもの以外にも、アメックスプラチナカードでしか受けることのできない特典は多数あります。
たとえばアメックスプラチナには、ポイント・マイルが非常に貯まりやすい『メンバーシップ・リワード・プラス』という特典もあります。ポイント還元率に関しては他社のプログラムを凌駕しています。
また、アメックスプラチナカードは期間限定で様々な特典が用意されます。
本記事を執筆した時期には、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの会員であれば、最高級ホテルの連泊時に1泊分の宿泊費が無料になるサービス が実施されています。
数あるプラチナカードの中でも、ステータス性・特典充実度に関してトップに位置しているアメックスプラチナカード。
業界内でも希少な金属製『メタルカード』に対応した数少ないクレジットカードです。是非手に入れて、日々の体験をより豊かなものにしていきましょう。