クレジットカードを申込み、無事に審査に通過すると、カードは『本人限定受取郵便(特定事項伝達型)』という特殊なカタチで送られてきます。
▼本人限定受取郵便(例)
画像参照:https://start-cashless.com/tokuden/
本人限定受取郵便とは?
郵便物に記載された宛名本人のみが受け取ることのできる郵便。
※家族・知人などによる代理での受取り等は一切不可
上記の通り、本人限定受取郵便は、宛名に記載されている名前の本人しか受け取ることはできません。これはクレジットカード等の重要なものを、誤って第三者に渡してしまうことを防ぐためです。
また、本人限定受取郵便を受け取るためには、郵便局の窓口に本人が出向き、『本人確認証』を呈示しなくてはいけません。
本人確認証として使用できる書類としては、具体的には以下のものがあります。
本人確認証として利用できるもの(例)
- 運転免許証
- 日本旅行券(パスポート)
- 個人番号カード
- 健康保険証
ここで注意したいのは、窓口で本人確認証を見せる際に、"本人限定受取郵便の宛先欄に記載されている住所" と "本人確認証に記載されている住所" が同じ※である必要があります。
※住所の "書き方" については全く同じである必要はないです。
例えば、以下の2パターンの書き方でも、同一の住所として見なされ、受け取ることが出来ます。
- 1丁目2番地6号棟110号室
- 1-2-6-110
しかし、この "住所" の点でつまずいてしまう方が結構多く、当サイトでは以下のようなお問い合わせを頻繁にいただきます。
よくあるご質問
- 『カード申込時の住所』と『本人確認証の住所』が違って、本人限定受取郵便(カード)を受け取ることが出来ないのですが、どうすればよいでしょうか?
- 受け取れない状態が続いているうちに、郵便の保管期限が過ぎてしまいそうなのだが、どうすればよいでしょうか?
そこで今回は、これら2点の場合について、どうすれば良いのか対処法を分かりやすく紹介していきます。
『カード申込時の住所(郵便物に記載の住所)』と『本人確認証の住所』が異なる場合
『カード申込時の住所(郵便物に記載の住所)』と『本人確認証の住所』が違う場合については、以下の2つのパターンによって対処法が異なります。
- パターン①:全く違う住所を書いてしまった場合
- パターン②:引っ越したばかりで、本人確認証の住所が旧住所のままになっている場合
パターン①:全く違う住所を書いてしまった場合
クレジットカード申込時に、現在自分が住んでいる住所とは全く異なった住所を記入してしまった場合は、残念ながら本人限定受取郵便(クレジットカード)を受け取ることはできません。
クレジットカードというのは、申し込んでから本人が受け取るまでの間に、申込時の住所を変更することはできません。
したがって、全く違う住所を誤記入してしまった場合は、郵便を受け取ることが出来ず、受け取れなかった郵便は保管期限(10日間)を過ぎると送付元(カード会社)に返送されてしまいます。
返送されてしまったカードはどうなる?
カード会社に返送されてしまったカードがどうなるかは、カード会社によって異なります。
- ほとんどのカード会社(アメックス含む)では、1度返送されてしまったカードはもう使うことが出来ないので、再度カードに申し込む必要があります。
- しかし、一部のクレジットカード(イオンカード等)では、カード会社に依頼すると再送してもらうことができます。
- 詳しくは、お申込みのカード会社にお問い合わせください。
パターン②:本人確認証の住所が "旧住所" のままになっている場合
引っ越したばかりで、本人確認証(免許証など)の住所が旧住所のままになっている場合は、すぐに本人確認証の住所を、現住所に変更しましょう。
一番手っ取り早いのは、運転免許証の住所変更です。
最寄りの警察署、もしくは運転免許センターに足を運び、窓口で申請書を書き、以下のいずれかの書類を提出すると、あっという間に現住所を記載してもらうことができます。
免許の住所変更に必要なモノ
- 運転免許書
- 住所変更申請書(窓口付近に置いてあります)
および、以下のいずれか一点
- 住民票(現住所が記載されているもの)
- 保険証(〃)
- 官公庁発行の郵便物(〃)
- 外国籍の場合は在留カードなど(〃)
なお参考までに、保険証の場合の住所変更方法は以下のサイトで紹介されています。
ただし、この場合も郵便の保管期限である10日間を過ぎてしまうと、郵便はカード会社に返送されてしまいます。
そうなる前に、なるべく早めに住所変更することをオススメします。
郵便の保管期限が過ぎてしまう場合、どうすればいい?
本人限定受取郵便の保管期限※は、受取人あてに通知が来てから10日間となっています。
※郵便局からの通知書に、具体的な日付が記載してあります。
保管期限(10日間)を過ぎると、郵便物(カード)は 送付元(カード会社)に返送されてしまいます。
返送されてしまったカードはどうなる?
カード会社に返送されてしまったカードがどうなるかは、カード会社によって異なります。
- ほとんどのカード会社(アメックス含む)では、1度返送されてしまったカードはもう使うことが出来ないので、再度カードに申し込む必要があります。
- しかし、一部のクレジットカード(イオンカード等)では、カード会社に依頼すると再送してもらうことができます。
- 詳しくは、お申込みのカード会社にお問い合わせください。
もし通知に気づくのが遅れたり、本人確認証の住所変更に時間がかかってしまい、保管期限内の受け取りに間に合いそうにない場合は、以下の2つの対処法が挙げられます。
対処法①:保管されている郵便局に連絡してみる
郵便物が保管されている郵便局に連絡し、保管期限の延長を申し出てみてください。
郵便局によっては、稀に保管期限を多少延長してくれるところもあります。
なお、この場合は『何月何日ころであれば郵便を受け取りに行ける』という旨を、郵便局側にキチンと伝えましょう。
でないと、郵便局側もいつまでも保管期限を延長するわけにはいかないので、延長が渋られる可能性があります。
対処法②:カード会社に連絡してみる
対処法①が無理だった場合、郵便物はカード会社に返送されてしまいます。
しかしカード会社によっては、郵便物(カード)を再度送り直してくれるところもあります(稀ですが)。
なので、ダメ元でカード会社の申込窓口に再送の依頼をしてみる価値はあると思います。
クレジットカードの申込み時は『住所欄』の記載にご注意を!
- 住所が違って、本人限定受取郵便が受け取れない場合の対処法
- 郵便の保管期限が切れてしまう場合の対処法
以上の2点について紹介いたしました。
もしまだご不明な点がありましたら、気軽にお問い合わせフォームよりご質問ください。
いずれにせよ、クレジットカード申込時の住所を間違えると手間がかかってしまうので、申込み時は記入内容に十分に注意してください。
また引っ越し時には、カードが届く前に免許証など本人確認証の住所を新しいものに変更しておきましょう。
スムーズにクレジットカードを受け取れるといいですね!