【クレジットカードの基礎知識】プロパーカードと提携カードの違いとは？

アメックスのクレジットカードというと、「たくさんあってどれを選べば良いのか分からない」と思われる方が多いのではないかと思います。

今回は、カード選びの前提となる

の違いと、

についてお話をしていきます

アメックスのカード選びにお悩みの方に参考にしていただければと思います。

プロパーカードと提携カードの違いとは？

アメックスには大きく分けて、「プロパーカード」と「提携カード」の二種類のカードがあります。

それぞれの違いは

になります。

それぞれ年会費や特典のほか、ステータスの違いにも関わってくるので、何がプロパーカードで何が提携カードなのかを把握しておきましょう。

アメックス プロパーカード一覧

アメックスのプロパーカードは、個人カード4種類、ビジネスカード3種類の合計7種類です。

プロパーカードのメリット

プロパーカードのメリットを解説します。

ステータスになる

プロパーカードを持つことの最大のメリットは、一つは「ステータスになる」ことです。プロパーカードはアメックスが直接入会審査をしているため、入会条件が提携カードよりも厳しく、持つのが難しいからです。

またデメリットでもありますが、入会費や年会費もかかるためある程度の金銭的な余裕がなければ持つことができず、特に最高クラスのアメックス・センチュリオン(ブラックカード)になると完全招待制となっており、アメックスからの招待状が届かなければ入会することができません。

持っているだけで一目置かれるカードということができます。

サービスが充実している

プロパーカードは一番下のアメックス グリーンカードでも様々な特典や保険を利用することができます。

特に海外旅行において便利な特典・保険が多いので、海外に行くことが多い人にはプロパーカードがおすすめです。

▼詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

プロパーカードのデメリット

プロパーカードのデメリットを説明します。

月会費（年会費）がかかる

最近のクレジットカードは月会費（年会費）無料で持つこともできますが、アメックスの場合はアメックス グリーンカードでも1,100円の月会費(年会費13,200円)がかかってきます。

特典を利用するのであればそれ以上のリターンのある値段ですが、特に特典や保険を利用しないのであれば、コストがかかることはデメリットになります。

入会審査が厳しい

プロパーカードは提携カードに比べて、いくつか審査条件が厳しいと言われています。

が基本的な条件のため、フリーターや学生は作ることができません。ステータスにつながるメリットの裏返しの条件と言えるでしょう。

アメックス 提携カード一覧

次にアメックスの提携カードについて紹介していきます。アメックスと提携している企業は以下の4社になります。

アメックスのロゴの入ったカードでも、プロパーカードでなければ以上の4つの会社を経由して発行されているクレジットカードになります。

それぞれのカードによって特典内容や年会費が変わってくるので、以下にメリットとデメリットを紹介していきます。

提携カードのメリット

提携カードのメリットについて説明します。

独自の特典内容がある

それぞれのカードごとに独自の特典や保険がついています。たとえばANAアメックスですと、マイルが1.5~2倍になる優待がついているので旅行をする方にとっては嬉しい特典になります。

▼ANAアメリカン・エキスプレス・カードについての詳細はこちらに書いています。

デパートのお買い物でポイントを貯めたい方はセゾン系のカードを選ぶと良いでしょう。楽天を利用することが多い方は楽天のカードを使うとポイントが貯まりやすくなります。

あなたの行動パターンに応じて、よく使うサービスに関連したカードを選びましょう。

審査が通りやすく持ちやすい

プロパーカードに比べると提携カードの方が審査がゆるいので、クレジットカードの発行がしやすいです。

プロパーカードも含みますが、カードの発行難易度に関する記事はこちらになります。

入手が難しければ難しいほどステータスも上がるので、ランクアップを目指してみてください。

プロパーカードより年会費が安いことが多い

年会費も提携カードの方が安いことが多いです。

▼年会費無料で作れるアメックスカードは以下にまとめているのでこちらも参考にしてください。

提携カードのデメリット

一方の提携カードのデメリットについて紹介します。

ステータスになりにくい

持っているだけで信用を得やすいのは公式のプロパーカードで、提携カードだと信用面では劣ります。

ただし、提携カードでもハイクラスでなければ入会できないカードもあるので、一概に提携カード＝ステータスが低いというわけではありません。

ハイクラスであることを証明する知る人ぞ知る提携カードもございます。

プロパーカードと提携カードはどちらが良い？

では、プロパーカードと提携カードのどちらを選ぶべきかについて話をしていきます。

結論から言うと、ご自身の目的に応じて選ぶことが大切です。

どのような目的にはどのようなカードが良いのかを以下に述べていきます。

ステータスを重視したい

やはり社会人として持っていてかっこいいのはプロパーカードになります。プロパーカードを持っているだけで社会人としてそれなりの収入と余裕があることの証になります。

とりあえず、どこでも使えるクレジットカードを一枚持っておきたいということであれば、プロパーカードを一枚持っていて良いかと思います。

▼この記事も参考にしてみてください

海外旅行をよくする

海外旅行や出張をよくする方であれば、プロパーカードかANAアメックスカードがおすすめです。プロパーカードは旅行に関する特典や保険が多くついています。

たとえば、世界中の空港のラウンジにはいるためのプライオリティパスと言うカードをアメックス会員であれば、通常は10,000円以上する年会費が無料で発行することができます。

旅行先でもアメリカン・エキスプレス社から24時間サポートを受けることができるので、何かのトラブルの際にも安心です。

その他の特典や保険についてはこちらをご覧ください。

▼アメックスグリーンカードについてはこちら

▼アメックスゴールドカードについてはこちら

また海外旅行が多い方はANAアメックスカードもおすすめです。

プロパーカードよりも年会費が安く、マイルも1.5倍以上で貯めることができます。

▼ANAアメックスカードについてはこちら

個人事業主の方

個人事業主や中小企業などの経営者の方は、法人や個人事業主に特化したアメックス・ビジネス・カードがおすすめです。

アメックス・ビジネス・カードには以下の3種類があります。

それぞれ年会費、特典が異なり、経費の支払いに使うとポイントが貯まるサービスや経営相談、海外出張時のサポートなど様々なメリットがございます。

▼詳しくはこちらの記事にまとめているので、興味のある方はこちらをご覧ください。

また、セゾンが出している提携カード セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレスカードもお勧めです。

こちら、年会費は無料、対象加盟店でのポイントが4倍、さらに新規会員登録で11,000円分のポイントおよびキャッシュバックが得られるキャンペーン中です。

エックスサーバーもお得に利用できるので、特にネットビジネスをしている方にはおすすめのビジネスカードです。

▼こちらに詳しくまとめているので、是非ご覧ください。

学生や主婦の方、お買い物に使いたい方

学生や主婦の方は、アメックスのプロパーカードを作ることはできません。

代わりにお勧めしたいのは提携カードのセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードです。

キャッシュレス決済の流れを汲むオンラインクレジットカードです。いちいちカードを持ち運ぶ手間がなく、スマホ上で月の支払い額の確認や変更ができて、とても便利にご利用いただけます。

プロテクションサービスもついており、オンラインショッピングで心当たりのない不正使用をキャンセルすることができます。

こちら年会費実質無料（初年度無料、2年目以降は1円以上のカード利用で無料）で発行でき、しかも今なら11,000円相当のポイントおよびキャッシュバックキャンペーン中です（2023年8月31日まで）。

▼詳しくはこちらの記事で紹介しています

また無印良品と提携している「セゾンMUJIカード」などもありますので、ご自身の買い物のスタイルに合わせてカードを選んでみるのも良いかと思います。

▼セゾンMUJIカードについて詳しくはこちらの記事で紹介しています

まとめ

今回はプロパーカードと提携カードの違い、及びカードの選び方についてお話ししました。もう一度まとめると、

になります。

プロパーカードは審査は厳しいですが、その分ステータスになることやたくさんの保証が得られるというメリットがあります。

一方の提携カードは審査が通りやすく、年会費も安いですが、その分ステータスになりづらいというデメリットがあります。

それぞれの立場や目的の違いによってまとめると

がそれぞれお勧めです。

▼アメックス・グリーン・カード、ゴールド・カードについてはこちら

▼アメックス・ビジネス・カードについてはこちら

▼ANAアメックスカードについてはこちら

▼セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードについてはこちら

今回の記事は以上です。参考になれば幸いです。